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【エンタメよもやま話】米NIKE広告「国旗NOアメフット選手」起用…でも、ネット通販が大幅増の謎

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【エンタメよもやま話】
米NIKE広告「国旗NOアメフット選手」起用…でも、ネット通販が大幅増の謎

米ナイキの“ジャスト・ドゥ・イット(行動あるのみ)”キャンペーンの“顔”に選ばれたコリン・キャパニック選手(英紙ガーディアン電子版9月8日付) 米ナイキの“ジャスト・ドゥ・イット(行動あるのみ)”キャンペーンの“顔”に選ばれたコリン・キャパニック選手(英紙ガーディアン電子版9月8日付)

 さて、今週ご紹介するエンターテイントは、久々となるスポーツねたでございます。

 産経ニュース6月14日付の本コラム「米国でもアメフット大騒ぎ、トランプ大統領『拒否するならクビだ』 国歌斉唱・起立を義務化」

https://www.sankei.com/west/news/180614/wst1806140042-n1.html

で詳しくご紹介しましたが、米国で最上位に位置するプロアメリカンフットボールリーグ「ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)」が、試合前に行う国歌斉唱の際、選手らに起立することを義務付けることを決め、このことが米国内を二分する勢いの騒ぎに発展しています。

 きっかけは、米国で2年前の2016年に起きた、とある出来事です。

▼【エンタメよもやま話】トランプ大統領『拒否ならクビだ』 国歌斉唱・起立を義務化

 この年の8月26日(現地時間)。NFLのサンフランシスコ・フォーティーナイナーズとグリーンベイ・パッカーズ(ウィスコンシン州グリーンベイ)との試合に際し、フォーティーナイナーズのクォーター・バック、コリン・キャパニック選手(30)が、試合前の国歌斉唱の際、起立することを拒否し、ずっとベンチに座ったのです。

 母が白人、父がアフリカ系米国人(黒人)のキャパニック選手は、当時、米社会を揺るがした、白人警官による黒人への暴行といった人種差別事件への抗議の意味から、起立を拒否したのです。

 キャパニック選手は「黒人や有色人種を虐(しいた)げる国の国旗に敬意を払うことはできない」との考えを貫き、その後の試合でも国歌斉唱時にベンチの前で片足をひざまずいて、しゃがむなどして、起立しませんでした。

 当時、彼が所属したフォーティーナイナーズも、宗教の自由や表現の自由といった米国の原則を尊重する上で、選手個人で決めればよいとの考えを示したため、他チームの選手たちにも同種の“抗議”活動が広がりました。

 しかし、米国で、スポーツ選手が試合で国歌や国旗に敬意を払わないなどということは、まさに前代未聞の出来事。

 さらに、国歌や国旗に敬意を示すことは軍人に敬意を示す意味合いもあり、「国歌や国旗への侮辱は許されない」といった批判の声は根強く、結局、キャパニック選手はチームを追われ、2016年のシーズン以降、フリーエージェントの立場になりました。現在のところ、NFLのどのチームも、彼を仲間にしようとはしません…。

 ところが、そんなキャパニック選手がいま、全米どころか、世界で最も有名なスポーツ選手となり、米国外でも称賛を集め始めているのです。今週の本コラムは、その一件についてご説明いたします。

あのNike、ジャスト・ドゥ・イット30周年の顔として…

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