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【鬼筆のスポ魂】またぞろ「CS」への疑問 セは現時点で2位以下全チームが借金、これでいいのか

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【鬼筆のスポ魂】
またぞろ「CS」への疑問 セは現時点で2位以下全チームが借金、これでいいのか

昨季セ・リーグ3位から日本シリーズに出場したDeNA 昨季セ・リーグ3位から日本シリーズに出場したDeNA

 リーグ3位からファーストステージ、ファイナルステージ、日本シリーズを勝ち抜いたのは10年の千葉ロッテだけ。この年のロッテの公式戦成績は75勝67敗2分けで貯金8だった。当時、ロッテの躍進は「下克上」と呼ばれて、むしろCSの醍醐味(だいごみ)と評価された。

 今季のセ・リーグはどうだろう。2位のヤクルトは残り21試合で60勝61敗1分けの借金1。3位の巨人は残り17試合で60勝63敗3分の借金3、4位の阪神は残り27試合で54勝61敗1分の借金7だ。広島が春先から快調に勝ち続ける中で、これといった優勝を左右する大一番もなかった。もし、このままヤクルト以下が勝率5割未満の状況でシーズンを終えたとき、その後に行われるCSのファースト、ファイナル各ステージを野球ファンはどんな思いで見るのだろう。

 「そもそもCSのようなプレーオフ制を導入した理由はプロ野球選手の年俸の高騰にあるんです。FA制度の導入や複数年契約で選手の年俸が高くなったため球団はその分、収入を増やさないといけない。収入を増やす最善の策は試合数を増やすことです。それも興味のある試合を…」

 ある球団首脳の言葉だが、確かにFA移籍にともなう大型契約や1軍選手の最低年俸額が改善されたことで球団の経営は圧迫された。2位以上ならCS開催権を得て、入場収入や放映権料が入るプレーオフ制は、経営者側とすればありがたいシステム。ただ、シーズンを借金で終えたチームが場合によってはリーグの代表となって日本一の可能性もある…という現行制度は、たとえ贔屓(ひいき)のチームがそうなったとしてもファン感覚と乖離(かいり)してはいないか。

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