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【経済裏読み】“国内”のクルーズ船でカジノ発見 旅行とギャンブルはやはり好相性

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【経済裏読み】
“国内”のクルーズ船でカジノ発見 旅行とギャンブルはやはり好相性

イタリア船籍の大型クルーズ船「コスタ ネオロマンチカ」 =京都・舞鶴港 イタリア船籍の大型クルーズ船「コスタ ネオロマンチカ」 =京都・舞鶴港

 ラスベガスやマカオ、シンガポールで、カジノを含むIRが一大産業として成立しているのは、旅行とギャンブルの相性の良さがビジネスモデルの根幹にあるからだろう。

効果的な依存症対策を

 日本のIR実施法も、海外からの旅行者の呼び込みに力点を置いている。

 カジノは外国人旅行者なら入場無料だが、日本人は1回6000円の入場料を徴収し、入場回数を7日間で3回・28日間で10回までに制限する。近隣住民が毎日のようにカジノに通いつめるのは難しい仕組みだ。設置場所は当面、国内3カ所までに限定する。

 今後、日本でギャンブル依存症対策の具体的な方策を検討する際には、日本人の入場規制が厳しいIRのカジノよりも、身近なパチンコ、競馬・競艇・競輪の方が常習性の余地が大きいことを直視し、より効果的な対策を追求していく必要があるだろう。

 一方、クルーズ船でのビンゴゲームのように、ギャンブルをギャンブルと感じさせないような運営方法は依存症対策の観点で問題があり、日本国内で認めるべきではない。タバコのパッケージに警告表示を義務化したように、すべてのギャンブルには「依存症になるリスクがある」と表示や説明を義務づけるべきだ。

 また、子供や未成年者にギャンブル依存症の恐ろしさを早期教育していくことも欠かせない。

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