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ボランティア支える拠点に 倉敷・真備の復興テント村

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ボランティア支える拠点に 倉敷・真備の復興テント村

 西日本豪雨による被害を受けた岡山県倉敷市真備町地区で、テント村「真備美しい森ボランティアビレッジ」がボランティアの活動拠点となっている。神戸市のNPO法人の災害復興支援チームが7月から運営。低コストで長期間滞在でき、地区の復興を支える。

 厳しい暑さとなった8月20日。「今日もお疲れさま」。夕方になり、森の中にあるビレッジにボランティアが続々と戻ってきた。キャンプができる「真備美しい森」(真備町市場)の敷地を利用。テントなどで毎日20人程度が生活している。これまで北海道から沖縄まで全国から訪れた。

 日中は復旧作業に従事。夜は一緒に食事をしたり、星空を楽しんだり。この日の夜は、ボランティアに参加した声楽家の女性が、車に積んできた電子ピアノで弾き語りライブを開催した。

 岡山県笠岡市から週1回、ビレッジを訪れている原田奈三代さん(43)は「日中はかなり暑いので、森に戻ってきて1日が終わると気分がいい」と笑顔を見せた。

 ビレッジは神戸市のNPO法人「MAKE HAPPY」の災害復興支援チーム「め組JAPAN」が運営している。利用料金は1日千円。

 め組JAPANは東日本大震災などで避難所運営のサポートや救援物資を届ける活動をしてきた。法人副理事長谷口保さん(42)は「安心して現場を任せられる長期ボランティアは貴重。復興に向け、さらに多くの人の拠点になれば」と話す。

 約1カ月間宿泊し、ボランティア活動を続けた40代の男性は「一つの家が片付くのに何日もかかった。人手が足りていないと感じる」と語った。

 豪雨から2カ月が経過。谷口さんはお盆すぎからボランティアが少なくなっていると懸念する。「まだまだ全国からの応援が必要。関心を持ち続けることが大切だ」

 宿泊予約やボランティアへの参加はホームページから申し込みできる。

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