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【関西の議論】さよなら関電トロバス 黒部名物「無軌条鉄道」 別れ惜しむ鉄ちゃん大集結

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【関西の議論】
さよなら関電トロバス 黒部名物「無軌条鉄道」 別れ惜しむ鉄ちゃん大集結

今年で姿を消す関電のトロリーバス。特別にラッピングした車両で運行している=長野県大町市の扇沢駅 今年で姿を消す関電のトロリーバス。特別にラッピングした車両で運行している=長野県大町市の扇沢駅

 ところが、トロバスは排ガスを出さないため自然環境にやさしく、急勾配に強かったことから半世紀以上にわたって運行を続けられた。これまで物損事故を含めて「完全無事故」の記録を誇っている。鉄道ファンの思い入れは強いといい、「今年は引退を惜しむ乗客が多く訪れている」(関電関係者)という。関電トンネルでの運行が終わると、国内のトロリーバスは同じ立山黒部アルペンルートで、立山黒部貫光が運営している立山トンネル(室堂-大観峰)が唯一の運行区間となる。

 運転士は代わらず

 関電は7月、トロバスに代わって導入する電気バスを報道陣に公開した。全長は11メートルでトロバスとほぼ一緒。定員は80人と8人増えるが、座席数は32席と4席減った。1回の充電で30キロ走行可能という。

 トロバスよりも床を低くして乗り降りしやすくしたほか、景色がよく見えるように窓を大きくした。外観は白を基調とし、北アルプスの雪を表現。計15台で来年4月中旬から営業運行を始める予定だ。

 運転は「大型2種免許」を持っているトロバスの運転士が引き続き担当する。関電の担当者は「トロバスの無事故運転を引き継ぎ、安全最優先で運行を続けていきたい。多くの人に親しまれる黒部の新たな名物になってほしい」と話している。

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