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【西論】NIEと災害 新聞の記録性生かした防災教育を

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【西論】
NIEと災害 新聞の記録性生かした防災教育を

 学校現場で、教材として新聞を活用するNIE(エヌ・アイ・イー)の手法を、防災教育の分野で活用する場面が増えている。NIEとはNewspaper in Educationの略で、国内では30年以上にわたって行われている教育手法だ。東日本大震災の被災地・岩手県の盛岡市内で「新聞と歩む 復興、未来へ」をテーマに開かれた今年度のNIE全国大会で、防災教育や災害とNIEの関連について多くの報告や議論があった。

 新聞は災害の現場で、電気や通信が途絶えても活用できることや、記録性が高く、後に検証が可能であることから、災害情報メディアとして、重要な役割を果たしてきた。大会では、新聞の多様な災害ニュースの教育現場での活用は、子供たちの防災力を高めることに効果的だとする報告が目立った。 

 ◆災害現場での存在感

 新聞の災害現場での存在感については実体験がある。

 平成23(2011)年3月の東日本大震災の発生翌月、被災地で取材した際、避難所で、食い入るように新聞を読みふける被災者を幾人も見かけた。そのなかの一人の女性は「とにかく情報がないから、何度も何度も新聞を読んでます」と話した。テレビを見たり、ラジオを聞いたりもするが、視聴しているときに、自分がほしい情報があるとはかぎらないからだという。

 生命や安全にかかわる災害報道は新聞にとって重要なコンテンツだ。速報性という点ではテレビやネットニュースに劣るが、情報が錯綜(さくそう)し混乱が生じやすくなるなか、より信頼度の高い情報を伝える役割も担っている。各地の災害を詳しく伝えることで復興を支え、それぞれの防災意識を高めることに効果を発揮する場面もある。

 一方、災害関連情報の発信という点では近年は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の効果にも注目が集まっている。

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