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【銀幕裏の声】奨励会退会の経験持つ映画監督が描く棋士の世界、藤井七段の存在が後押し

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【銀幕裏の声】
奨励会退会の経験持つ映画監督が描く棋士の世界、藤井七段の存在が後押し

「藤井聡太七段に感謝したい」と話す豊田利晃監督 「藤井聡太七段に感謝したい」と話す豊田利晃監督

■救世主現れブーム一気に

 将棋映画が相次いで公開されるなど、将棋人気がじわじわと世間に浸透していくなか、さらに一人のスーパースターが登場した。28年に14歳でプロとなった中学生棋士の藤井七段だ。次々と強豪棋士を打ち破っていく彼の快進撃で、将棋ブームは一気に広まった。

 「映画化を決意した当初は、どこへ話を持っていっても、『将棋映画を製作したい?』という、否定的でとりつくしまもない反応。だが、藤井七段の活躍で将棋ブームが活発化し、映画化の流れができた。藤井七段の力は本当に大きかった」と豊田監督は言う。

■名乗りを上げた俳優陣

 豊田監督は主演に4作目のタッグとなる盟友、松田を指名した。

 その松田が取材でこう語ったのが印象的だった。「実は、僕はずっと豊田監督に『将棋映画を撮ってください。そのときは必ず僕が出演します』と言い続けてきたんです」と。

 今作への出演が決まり、松田は撮影3カ月前から棋士の指導を受け、駒の指し方などを習得したという。

 「自宅に帰ってからも、いつも駒を手放さず、指し方を練習していました。豊田監督の将棋へのこだわりは強く、期待に何としても応えたかったから」と話した。

 平成14年公開の豊田監督作「青い春」で主演に抜擢(ばってき)されたのは松田が19歳のとき。以来、2人の付き合いは長く、互いの信頼も厚い。

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