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【関西の力】スポーツ用品メーカー(3)世界2強追うアシックス 東京「独占」契約で存在感 五輪商機競う関西勢

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【関西の力】
スポーツ用品メーカー(3)世界2強追うアシックス 東京「独占」契約で存在感 五輪商機競う関西勢

 4年に1度、スポーツ用品メーカーが持てる技術の粋を結集して競い合う世界規模の「見本市」。それがオリンピックだ。特に五輪への関心が大きい日本での注目度は高い。関係者も「そこに向けて商品開発が行われる特別な存在」と鼻息を荒くする。アシックス、ミズノ、デサント-関西発祥の3社は、互いに切磋琢磨(せっさたくま)する一方、五輪では慣習的に日本選手団の公式ウエアを提供するサプライヤーに持ち回りで就くなど、一種の均衡を保ってきた。

主なスポーツメーカーの直近のグループ売上高 主なスポーツメーカーの直近のグループ売上高

海外市場成長

 だが、2015年4月、アシックスが20年東京五輪・パラリンピック組織委員会と交わした契約により、関係が崩れた。締結したのは、大会に関するマーケティング権利を国内で独占できる「ゴールドパートナー」の契約。金額は非公表だが、一般的に150億円が目安とされる中、同組織委の森喜朗会長が「相当奮発していただいた」と上機嫌で話すほどの額だった。

 契約には16年のリオデジャネイロ、18年の平昌も含まれており、両大会の公式ウエアもアシックスが提供。販促活動などで「五輪」が使えなくなったミズノとデサントにとっては、大きなダメージだ。

 アシックスの売り上げは01年の1264億円から15年に4284億円と約3倍に増加。業績を牽引(けんいん)するのは海外市場の成長だ。15年の海外売上比率は76%。マラソンブームを背景に、パリやニューヨークといった有名マラソン大会のスポンサーを務め、ブランドの存在感を高めた。今年1月からは国際陸連の公式パートナーにもなった。

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