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【鬼筆のスポ魂】トラぬ狸の…ロサリオ狂騒曲の終焉 打たせられなかった首脳陣の責任 

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【鬼筆のスポ魂】
トラぬ狸の…ロサリオ狂騒曲の終焉 打たせられなかった首脳陣の責任 

好機で三振に倒れ、バットをへし折るロサリオ=8月11日、横浜スタジアム(斎藤浩一撮影) 好機で三振に倒れ、バットをへし折るロサリオ=8月11日、横浜スタジアム(斎藤浩一撮影)

 あの“狂騒曲”は一体なんだったんだろう。6カ月前の春季キャンプ。阪神はロサリオのバットが奏でる快音に酔いしれていた。紅白戦や練習試合で3試合連続本塁打。フリー打撃では打球が左翼席後方の道路までポンポンと飛び、通行止めに。在阪スポーツ紙は連日、1面で大騒ぎだった。

 「こんな外国人選手が欲しかったんや!!」

 金本監督ら首脳陣は絶賛に次ぐ絶賛。実績も前評判を後押しした。5季在籍したロッキーズでは通算71本塁打、241打点で、韓国ハンファに在籍した2季は連続して打率3割、30本塁打、100打点以上。シーズン開幕から4番に定着して打率3割、本塁打30発、100打点以上は堅い…とロサリオ株は暴騰の一途をたどった。

 球団史上最高額の推定年俸3億4千万円で入団したロサリオにはこんな獲得秘話もある。

 「実はウチが獲得交渉の大詰めを迎えたとき、タンパベイ(レイズ)がロサリオを取りに来た。それも5億円で…。でも、ウチとはそれまでに人間関係ができていたから阪神を選んでくれたんや。クレバーな男やで」(球団関係者)。結果がコレなら、レイズに横取りされていた方がマシだったかもしれない。

 ロサリオは27日に1軍登録を抹消された。今季2度目の2軍落ち。6月3日に初めて2軍落ちし、7月17日に再登録されたが、7月以降も打率2割6分5厘、本塁打4本で打点18。通算でも2割4分2厘、8本塁打、40打点だ。シーズンが終盤戦を迎え、順位争いが熾烈(しれつ)になるこの時期に1軍から外れたことで、来季残留の可能性も厳しい状況となった。

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