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【アジア大会】空手形女子の清水、難敵乗り越え2連覇

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【アジア大会】
空手形女子の清水、難敵乗り越え2連覇

【2018ジャカルタアジア大会】空手女子個人形決勝 演技する清水希容=インドネシア・ジャカルタ(松永渉平撮影) 【2018ジャカルタアジア大会】空手女子個人形決勝 演技する清水希容=インドネシア・ジャカルタ(松永渉平撮影)

 大会2連覇の最大の難関は準決勝だった。相手は昨年10月の国際大会で0-5で完敗し、「アジアでは一番」と力を認める難敵の劉慕裳(りゅうぼしょう)(香港)。最も自信を持つ演武「チャタンヤラ・クーサンクー」を選んだが、「練習の通りに頑張ろうと思ったら、逆に冷静になりすぎた」と、複雑な突きと蹴りを組み合わせた演武の後半が乱れた。3-2での辛勝に「攻める気持ちがちょっと足りなかった」と反省した。

 決勝では東京五輪を見据えて4月から練習に取り組む演武「チバナ・クーサンクー」を披露した。「姿勢の重心が低いから足腰にくる」という複雑で高難度の技だが、気合と切れのある演武でマカオ選手を圧倒。会場をどよめかせる5-0の完勝で頂点に立った。

 20歳だった2014年仁川大会で初優勝。昨年12月には全日本選手権5連覇を成し遂げた。16年の大学卒業時には引退を考えたが、その年の8月に空手が東京五輪の追加種目に決まり、10月の世界選手権で優勝。「世界の舞台が好きなんだ」と再確認して東京五輪での優勝を決意した。

 「アジアで負けたら世界で勝てない」と臨んだ今大会を制し、1994年広島大会から続く空手形女子の連覇を「7」に伸ばした。空手界を引っ張る24歳は「(3連覇を狙う11月の)世界選手権に弾みがつけられた」と笑顔で語った。(岡野祐己)

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