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新幹線で不審者対応訓練 6月の殺傷事件後初めて

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新幹線で不審者対応訓練 6月の殺傷事件後初めて

JR東海が新幹線車内で行った不審者対応訓練で、凶器を持った不審者(奥)に対応する警備員(手前)ら=22日午後、静岡県三島市 JR東海が新幹線車内で行った不審者対応訓練で、凶器を持った不審者(奥)に対応する警備員(手前)ら=22日午後、静岡県三島市

 JR東海は22日、東海道新幹線で大規模地震など不測の事態に備えた訓練を静岡県三島市の車両基地で行った。6月に同新幹線で刃物を持った男が乗客3人を殺傷した事件を受け、同種の事案を想定した訓練も初めて実施した。

 不審者への対応訓練では車内で凶器を振り回す人が現れたと想定。車両の中央付近にいる不審者を、盾を持った乗務員らが両端から挟み込み、警備員らがさすまたで取り押さえた。同社は、盾や防犯スプレーなどの防護装備品を今月から順次搭載しており、年内に完了する。

 同社は事件後、警備員や警察官による巡回強化のほか、乗員全員がスマートフォンで同時に通話し、情報共有する仕組みの導入などの対策を始めている。一方、乗客の身体や手荷物への検査は利便性を損なうとして実施しない。

 JR東海新幹線鉄道事業本部の田中守本部長は訓練後、「不測の事態が発生しても、乗客の安全を第一に考えることを徹底したい」と話した。

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