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テロ爆薬製造、小さな衝撃で爆発と専門家 「製造は非常に危険」

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テロ爆薬製造、小さな衝撃で爆発と専門家 「製造は非常に危険」

 欧州で発生した大規模テロでも使われた高性能爆薬「TATP(過酸化アセトン)」の製造容疑で愛知県警が少年を摘発した。テロに詳しい公共政策調査会の板橋功研究センター長は「容易に材料を入手でき、製造方法もネットで調べられるが、わずかな衝撃で爆発するほど不安定で、遊び半分で作ると非常に危険だ」と警告する。

 複数の専門家によると、TATPが使われたとみられる爆発は、2000年代から日本でも発生。製造する様子が動画投稿サイトで公開された事件もあった。乾燥するとわずかな衝撃で爆発する。少量でも威力があり「50グラム程度でも手で握れば指がばらばらに砕ける威力」という。

 材料は市販されている薬品。海外の過激派組織のサイトでは英語で製造方法が記載されていることも問題だ。日本語でも会員制交流サイト(SNS)で流通している恐れがあり、その場合は拡散を阻止することが難しくなる。

 今回、少年はETN(四硝酸エリスリトール)も製造、所持した疑いが持たれている。専門家によると、硝酸などの薬品を反応させて製造し、TATPよりも威力が大きい。板橋氏は「製造自体が危険な犯罪行為だと認識すべきだ」と話している。

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