産経WEST

【関西の議論】大阪市の公園が次々閉鎖 実は関電の土地だった

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
大阪市の公園が次々閉鎖 実は関電の土地だった

関電に土地の返還を求められ、閉園した「遠里小野3丁目第1児童遊園」の跡地。関電が立ち入りを禁止する看板を立てている=大阪市住吉区 関電に土地の返還を求められ、閉園した「遠里小野3丁目第1児童遊園」の跡地。関電が立ち入りを禁止する看板を立てている=大阪市住吉区

 関電の返還要求を受け、住民は市に土地の買い取りや有償での借り受けを求めたが、財政難を理由に未利用地の売却を進めていた市は対応を拒んだ。公園は一時、閉鎖の危機に追い込まれた。

 そこに“救世主”が現れた。危機を知った地域住民の一人が匿名で1億円を市に寄付。市はこれを原資に今年5月、関電から土地を購入し、公園の存続が決まった。

 今春、公園の一角に、《ご厚意に厚く謝意を表します》などと刻まれた石碑が建立された。寄付者に感謝の意を示すために町会が建立を決めた。町会関係者は「公園は子供たちの大切な遊び場。残してもらったという歴史を地域で共有し、これからも大事に使っていきたい」と話した。

 「市に責任」と怒り

 関電側にも差し迫った事情はあった。

 関電は23年の東日本大震災後、全原発が停止した影響で業績が悪化し、27年3月期まで4期連続で最終赤字を計上した。筆頭株主である市からは、橋下徹前市長時代に「経営体質改善を目的とした不要資産の売却」を株主提案されたことがある。

続きを読む

このニュースの写真

  • 大阪市の公園が次々閉鎖 実は関電の土地だった

「産経WEST」のランキング