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【夏の甲子園】金足農、横浜に5-4で逆転勝ち、準々決勝へ 「初球だけを狙っていた」伏兵・高橋の一振り

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【夏の甲子園】
金足農、横浜に5-4で逆転勝ち、準々決勝へ 「初球だけを狙っていた」伏兵・高橋の一振り

8回、逆転3点本塁打を放つ金足農・高橋佑輔=甲子園球場(佐藤徳昭撮影) 8回、逆転3点本塁打を放つ金足農・高橋佑輔=甲子園球場(佐藤徳昭撮影)

 第100回全国高校野球選手権大会第13日は17日、甲子園球場で3回戦が行われ、金足農(秋田)が横浜(南神奈川)を逆転で破って準々決勝に進んだ。

 金足農は2点を追う八回1死一、二塁から高橋が中越えの3点本塁打を放ち、試合をひっくり返した。23年ぶりの8強進出。吉田は12安打を許したが、走者を出してからの粘り強い投球が光った。九回に3者連続三振を奪うなど14奪三振で、4失点完投した。

「センターフライだと思った」

 初球だけを狙っていた伏兵の一振りが、試合をひっくり返した。

 金足農が劣勢に立った2-4の八回。1死一、二塁で打席に立ったのは、6番打者の高橋。高く浮いた変化球を強振すると、打球はぐいぐい伸びてバックスクリーンへ。高校で初めて放った本塁打は、チームをベスト8に導く逆転3ランとなった。大歓声を浴びた殊勲者は「迷わずフルスイングした。頭の中は真っ白で、センターフライだと思った」。甲子園の不思議な力を実感した。

 地道な努力が実った。一度決めたことをやり遂げようと、今年の春から、練習から帰宅する際に自宅の玄関前で行う素振りを自らに課した。百本に自らの背番号にちなんで3本をプラス。学ランを脱ぎ、大舞台で活躍する姿をイメージしながらバットを振る。その夢を見事に描いてみせた。

 その高橋が「チームの中で一番頑張っている存在」とねぎらうのが、エースで主軸を務める吉田だ。三回には一時同点とする2点本塁打を放ち、この日は150キロをマークして3試合連続の完投勝利を挙げ、「高橋の気合がうれしかった」と仲間の奮闘をたたえた。

 どこにも負けない団結力を原動力に、頂点まで駆け上がる。

(吉原知也)

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  • 金足農の快進撃を日本農業新聞が全力報道 「農業系高校盛り上げたい」

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