産経WEST

【西日本豪雨】避難生活、女性はストレスだらけ 安心できる避難所は

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【西日本豪雨】
避難生活、女性はストレスだらけ 安心できる避難所は

 ただ、猛暑が続く避難所では、急遽(きゅうきょ)設置されたエアコンの効きをよくしようと、日中は間仕切りのカーテンを上げている人が多い。避難所で取材をしていると、夜間にはいびきや足音が響くという声も聞いた。

 さらに暑い日が続く中でも、肌の露出を気にしてか、長袖や長ズボンで過ごす女性の姿もあった。間仕切りができたからといって、知らない人たちと同じ空間で雑魚寝することには変わらない。

 しかし、「みんな同じ状況だから」と自分を納得させ、不安があっても声をあげづらい女性は多い。

布のカーテンを組み合わせた間仕切りで個室を作った避難所=7月15日、岡山県倉敷市真備町 布のカーテンを組み合わせた間仕切りで個室を作った避難所=7月15日、岡山県倉敷市真備町

過去には犯罪被害も

 避難生活の中で女性をめぐる問題は、これまでの災害でも取り上げられてきた。内閣府が平成29年に行った調査によると、28年の熊本地震の被災者377人のうち、「避難所で男女別の配慮がなかった」と答えた割合は63・1%にも上り、避難所での女性へのサポートの必要性が浮き彫りとなった。

 専門家によると、プライバシーの問題だけでなく、性被害といった防犯上の懸念もあり、多くの女性が、不安を抱えながら避難生活を続けるケースがみられるという。

 過去には女性や子供が被害者となる性犯罪も起きている。熊本地震では、小学低学年の女児にキスをしたとして男が逮捕される事件が発生。複数の避難所で男が女児に抱きつく様子などが目撃されていたという。

女性の視線を取り入れる

 阪神大震災や東日本大震災など過去の経験をもとに内閣府の男女共同参画局は25年、男性だけでなく、女性の視点も生かした防災対策をまとめた指針を作成。女性防災リーダーの育成や、避難所に授乳室や男女別トイレを設置することなどを自治体側に求めており、このような視点から災害対策を考える自治体が増えている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 避難生活、女性はストレスだらけ 安心できる避難所は
  • 避難生活、女性はストレスだらけ 安心できる避難所は

関連トピックス

「産経WEST」のランキング