産経WEST

【日本高校ダンス部選手権】心でリズム、仲間とステップ 聴覚障害の男子生徒が出場「上位目指す」

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【日本高校ダンス部選手権】
心でリズム、仲間とステップ 聴覚障害の男子生徒が出場「上位目指す」

全国大会に向け、練習する福山寛太さん(中央)。耳は聞こえないが、他の部員と息のあったダンスを披露する=京都市北区 全国大会に向け、練習する福山寛太さん(中央)。耳は聞こえないが、他の部員と息のあったダンスを披露する=京都市北区

 高校ダンス部の日本一を決める「第11回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)」(産経新聞社、ストリートダンス協会主催)の全国大会(16~17日、横浜市)に、重度の聴覚障害がある男子生徒が出場する。京都府立山城高(京都市北区)3年の福山寛太さん(17)。「ダンスは、耳が聞こえる人に自分が肩を並べる自信があるもの」と、自身初の全国大会に向けて練習に打ち込んでいる。(南里咲)

 心の中でリズムを刻み、仲間の動きに合わせて息のあったステップを踏む-。その姿は聴覚障害者であることを感じさせない。

 福山さんは高度感音性難聴で、生まれつき耳がほとんど聞こえない。コミュニケーションを取る際は筆談か、補聴器でかすかな音を聞きながら相手の口の動きを読み取る。

 幼い頃にテレビを見ながらまねをして踊る様子に母が気付き、3歳からダンス教室に通い始めた。中学まで通って技術を磨き、聴覚障害がある生徒を受け入れている山城高へ進学した。

 顧問の安野留三子教諭は「当初は心配だった」と明かすが、他の部員と同じように踊る姿を見て「取り越し苦労だった。本当に音楽が聞こえていないのだろうかと思わせるほどうまかった」と振り返る。

続きを読む

「産経WEST」のランキング