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【高校野球】大商大堺・田中心平投手、亡き祖母との約束を果たせず

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【高校野球】
大商大堺・田中心平投手、亡き祖母との約束を果たせず

南大阪大会決勝の7回に投球する大商大堺・田中心平投手=28日、大阪シティ信用金庫スタジアム(永田直也撮影) 南大阪大会決勝の7回に投球する大商大堺・田中心平投手=28日、大阪シティ信用金庫スタジアム(永田直也撮影)

 「甲子園出場は甘くなかった」と静(しずか)純也監督(42)が振り返るように、春夏通じて初の甲子園出場は果たせなかった。第100回全国高校野球選手権記念南大阪大会で28日、近大付に0-2で敗れた大商大堺。二回からリリーフに立ったエース・田中心平投手(3年)は我慢強い投球で味方打線の反撃を待ったが、「精神的に近大付の方が上だった」と振り返った。

 準決勝まで継投で勝ち上がってきた大商大堺は、今大会初登板の井上晃輔投手(3年)が先発。一回に2点を取られたが、田中投手は「しっかりとゲームを作ってバトンをつないでくれた」と労をねぎらった。

 二回に代打で登場し、そのままマウンドへ。「今春の府大会で大阪桐蔭を相手に良いピッチングができたので、怖くなかった」と話すように、七回途中まで近大付打線をおさえ込んだ。打撃でも、大会屈指の好投手、近大付・大石投手から2安打を放った。何度もチャンスをつかんだが、決定打が奪えず完封負けを喫した。

 小さい頃からかわいがってくれていた祖母に「甲子園に行きや」と何度も言われ、憧れた大舞台。祖母は約1年半前に亡くなり、約束は果たせなかったが、それでも、「ありがとう」と仏前に報告するつもりだ。

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