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【WOMEN】旬を食べて健康に 看護師から薬膳を伝える専門家に

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【WOMEN】
旬を食べて健康に 看護師から薬膳を伝える専門家に

「季節のおばんざい薬膳“春”」講座で、桃の節句について話をする原田栄利子さん(中央)=兵庫県芦屋市 「季節のおばんざい薬膳“春”」講座で、桃の節句について話をする原田栄利子さん(中央)=兵庫県芦屋市

 「漢方薬と食材を組み合わせた中国料理」として知られている薬膳の思想は医食同源。「医」も「食」も、生命を養い健康に保つためで源は同じ、ということだ。日本の四季折々の食材を使いながら、薬膳の効能を学び伝える講座「日本四季大学」を立ち上げた兵庫県芦屋市の原田栄利子さん(54)。「季節に合ったもの、旬のものを食べることこそ体によい、それ自体が薬膳」と言い切る。

 「日本はとりわけ節句や季節を尊ぶ」と原田さんは話す。例えば暑気が強い今は瓜(うり)。「利尿作用を促し、身体の熱を出します」-。豆類も、胃腸が弱るこの時期に獲れる。こうした食材を使い、子供からシニアまで、誰もが取り入れやすいよう簡単な調理法のおばんざいを提案する。

 「日々季節をいただくことで、心身の健康を取り戻すことが私たちの目指すところです」

 原田さんは大阪市立大学医学部看護学科卒業後、看護師として働いてきた。医療現場で見たのは、西洋医学のデータでは見えない身体の不調の数々。特に、更年期症状で立ち上がれないほど苦しむ女性患者は、ストレスや不定愁訴と診断されていた。

 「20年近く前、女性の心身を総合的に診断する病院はほとんどなかったと思います。医療の知識があるからこそ、病気になる前の生活習慣や食事が大事なのではと考えました」

日本の薬膳とは…

 平成17年から中医学の勉強を始めた原田さんは、19年に国際中医薬膳管理師、20年に国際中医師の資格をそれぞれ取得。中医学の勉強を重ね、漢方の原材料である生薬をどう使うかを考えていたという。しかしどんどん傾倒していった中医学の考え方に、ある日、疑問を感じたという。

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