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【関西の議論】神戸「復興のシンボル」パンダの行方 中国との「ディール」は成功するか

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【関西の議論】
神戸「復興のシンボル」パンダの行方 中国との「ディール」は成功するか

 神戸から人気のジャイアントパンダがいなくなる、との恐れが渦巻いている。中国側が、2年後に貸与期間の満期を迎える神戸市立王子動物園のメス「タンタン(旦旦)」について、契約の延長を明言せず、別のパンダの貸与にも難色を示しているからだ。タンタンは平成7年の阪神大震災で被災した神戸に、復興のシンボルとしてやってきた。しかし、その後の相次ぐトラブルなどを口実に、中国側が揺さぶりをかけてきたのだ。中国の「外交カード」ともささやかれるパンダの貸与。その「ディール」(取り引き)を神戸市は成功に導くのか。(西山瑞穂)

中国に直談判

 今年5月16日、中国・北京のホテルの会議室に、日中友好神戸市議連盟の平野昌司会長(自民党)ら神戸市議6人が顔をそろえた。中国野生動物保護協会の幹部らに新たなパンダの貸与を直談判するためだ。

 「パンダは子供たちに夢を与えている。さらなる貸与の願いをかなえてほしい。もう一度、繁殖という努力をさせてください」

 これまでの中国側の好意に感謝した上で、平野会長はこう切り出した。9月に23歳になるメスのタンタンは人間でいうと70歳くらいの高齢で、中国側は妊娠は難しいとの見解を持っており、議論は新しいつがいの貸与が焦点となった。

神戸市立王子動物園のパンダ「タンタン」(同園提供) 神戸市立王子動物園のパンダ「タンタン」(同園提供)

 しかし、中国側の幹部は「パンダは世界中の機関がほしがっており、2頭の貸与を求めても王子動物園はやや不利な立場にある」と、穏やかな口調のなかに厳しい現状認識をにじませた。中国側はこれまでの神戸との交流を評価する一方、園側の課題を次々と上げていったという。

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