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工藤会トップに実刑判決 上納金3億2千万円脱税 福岡地裁

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工藤会トップに実刑判決 上納金3億2千万円脱税 福岡地裁

 特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)の上納金を巡り、約3億2千万円を脱税したとして所得税法違反罪に問われた同会トップの総裁、野村悟被告(71)に、福岡地裁(足立勉裁判長)は18日、懲役3年、罰金8千万円(求刑懲役4年、罰金1億円)の判決を言い渡した。「金庫番」とされる幹部、山中政吉被告(67)は懲役2年6月(求刑懲役3年6月)とした。

 平成26年の逮捕以降、元漁協組合長射殺など複数の事件で起訴された野村被告に対する初の判決。工藤会が建設業者らから「あいさつ料」として徴収した上納金のうち、野村被告に渡ったとされる金が課税対象となる「個人所得」に当たるかどうかが争点だった。 判決は山中被告が複数の親族名義口座を使って上納金を管理し、最高幹部の間で一定比率で分配していたと指摘。野村被告の「取り分」口座の記録を基に、知人女性のマンション購入費や親族の生活費が支出されたとし、入金分を個人所得と認定した。

 野村被告は「会から収入はなかった」と無罪を主張し、山中被告も野村被告の私的利用を否定していた。

 判決によると、野村被告らは共謀し22~26年、上納金から得た約8億900万円を申告せず、所得税を脱税した。

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