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【ロシアW杯】国威発揚が顕著だったW杯…サッカーの祭典はどこへ向かうのか

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【ロシアW杯】
国威発揚が顕著だったW杯…サッカーの祭典はどこへ向かうのか

後半、4点目のゴールを決めたエムバペ(10)と喜ぶフランスイレブン=モスクワ(共同) 後半、4点目のゴールを決めたエムバペ(10)と喜ぶフランスイレブン=モスクワ(共同)

 フランスの優勝で幕を閉じたサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会。ロイター通信によると、決勝前日にモスクワのボリショイ劇場で行われたイベントに参加した国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長は「世界のロシアに対する認識を変え、イメージ向上に貢献した」と大会の意義を強調した。同席したロシアのプーチン大統領も「(ロシアに対する)社会的通念やステレオタイプを拭えた」と、大会が果たした役割を歓迎した。

(W杯取材班)

国威発揚強すぎ?…ロシア色濃いPR映像

 4年に一度開かれるサッカーのW杯は、五輪とともに開催国がスポーツを通じて世界に自国の存在価値を示す国威発揚の場であるのは間違いない。ただ、その意識が強すぎるのもどうか。今回のW杯は総じてロシアのイメージアップを図る狙いが透けすぎていた感がある。

 たとえば、日本国内のほとんどのサッカーファンが目にしたであろうテレビ中継。試合前やハーフタイムに流れる大会をPRするオープニング映像には、サッカーとまったく関係のない竜や機関車、バレリーナ、イースター・エッグなどが登場した。サッカーの祭典の楽しさや素晴らしさよりも、ロシアが誇る?ものをアピールしたいだけのように感じた。

 過去の大会はどうか。2006年のW杯ドイツ大会はドイツの東西統合から約15年の歳月を経て開かれた。旧東ドイツのライプチヒが会場のひとつとなるなどし、統合の成果を強調する大会だった。

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