産経WEST

【衝撃事件の核心】「雑炊が気にくわん」謝る店主を殴り続ける 法廷で語られたちゃんこ店暴行死事件の凄惨さ

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【衝撃事件の核心】
「雑炊が気にくわん」謝る店主を殴り続ける 法廷で語られたちゃんこ店暴行死事件の凄惨さ

経営者が客に暴行を受け、死亡する事件が起きたちゃんこ料理店。現在は閉店している=昨年12月30日、滋賀県草津市 経営者が客に暴行を受け、死亡する事件が起きたちゃんこ料理店。現在は閉店している=昨年12月30日、滋賀県草津市

 「確かに、アルバイトの子が作った雑炊には問題がありました。ただ、それは主人が死ななければならなかったほどのことでしょうか」。5月29日の大津地裁。静まりかえった法廷で意見陳述に立った妻は、衝立越しに涙ながらに訴えた。

 昨年末、滋賀県草津市のちゃんこ店経営、糸岡真二さん=当時(60)=が、「雑炊が気にくわない」として客の男2人から店内で暴行を受け死亡した事件。糸岡さんが正座し謝っているにもかかわらす、殴る蹴るの暴行は約1時間半続き、発見されたとき糸岡さんは血まみれであばらが十数カ所も折れた状態だった。なぜそこまで執拗(しつよう)な暴行を加えたのか。傷害致死罪で起訴された被告らから、核心が語られることはなかった。

きっかけは「締めの雑炊」

 事件が起きたのは昨年12月21日。JR草津駅からほど近い商店街にあるちゃんこ店「隠れDining蔵間」草津店に午後7時ごろ、不動産仲介業、浜野慶治被告(46)=草津市=と土木作業員、関一也被告(46)=大津市=ら7人が訪れた。浜野被告らは同店を何度か利用。この日は奥の座敷で忘年会だった。

 公判などによると、宴会も終わりに近づいた午後11時ごろ、被告らは締めの雑炊を注文。ご飯や生卵などを用意して部屋に入ったアルバイト店員に雑炊を作るよう要求した。

 同店では普段、雑炊は客に調理してもらっており、雑炊を作った経験がない店員は火を落として冷え切っている鍋にそのままご飯を入れ、その上に溶かないままの生卵をかけたという。

続きを読む

関連トピックス

「産経WEST」のランキング