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【萌える日本史講座】南海トラフ?平城京を襲った巨大地震の「遺構」を発見 出たのは文化財研究所の下

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【萌える日本史講座】
南海トラフ?平城京を襲った巨大地震の「遺構」を発見 出たのは文化財研究所の下

奈良文化財研究所の敷地内で見つかった地震による噴砂跡=平成26年8月、奈良市 奈良文化財研究所の敷地内で見つかった地震による噴砂跡=平成26年8月、奈良市

 震度6弱以上の地震発生確率は30年以内に奈良市で61%、和歌山市58%、大阪市は56%-。政府の地震調査委員会が6月26日に公表した全国地震動予測だ。その1週間あまり前の同月18日には大阪北部地震が発生。南海トラフ巨大地震への不安も現実味を帯びる。平城宮跡(奈良市)に隣接し、6月に新庁舎が完成した奈良文化財研究所(奈文研)では、庁舎建設に伴う発掘で古代の地震の痕跡がいくつも見つかった。「過去の地震をたどることで現代の防災意識を高めたい」。同研究所は、発掘された“地震遺跡”を公開する予定だ。(小畑三秋)

 地下から砂が噴き出した

 発掘調査は、平成26年からの新庁舎建設に先立って奈文研が実施。地表から1・5メートル以上掘り下げると、黄色っぽい砂が吹き上げるように、筋状に延びていた。液状化現象に伴って地下から砂や水が噴き出す噴砂(ふんさ)の跡だった。

 地震は1度ではなかった。地層や見つかった土器などから、最も古いものは8世紀前後の平城宮造営の頃で、続いて平安時代の9~12世紀、室町時代の14世紀頃のものと推定。液状化現象は震度5以上の強い揺れで発生すると考えられており、この地域で3度にわたって大規模な地震があったことが判明。紀伊半島沖を東西に延びる南海トラフを震源とする巨大地震があった可能性が高いという。

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