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【浪速風】「晴れの国」襲った大水害。「闘将」の反骨バネに立ち上がれ  (7月12日)

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【浪速風】
「晴れの国」襲った大水害。「闘将」の反骨バネに立ち上がれ  (7月12日)

屋根の上で救出を待つ人たち=7日午後、岡山県真備町 屋根の上で救出を待つ人たち=7日午後、岡山県真備町

 岡山県は「晴れの国おかやま」をキャッチフレーズにしている。気象庁の統計(30年間の平年値)によると、降水量1ミリ未満の日が年間276・8日あり、全都道府県で1位。年間降水量は3番目に少ない。温暖な気候で、豊かな自然と海・山の幸に恵まれ、災害が少ない-とPRしてきた。

 ▼油断したわけではあるまい。小田川などの堤防決壊で水没した倉敷市の真備(まび)町地区をはじめ未曽有の水害は、文字通り「青天の霹靂(へきれき)」だったに違いない。なお安否不明者が増え、被害の全容がつかめない。泥水とがれきに覆われて、捜索や復旧作業もままならない。疲れ切った被災者を、容赦なく猛暑が襲う。

 ▼河島英五さんの名曲「野風増(のふうぞ)」は、岡山の方言で「生意気」とか「つっぱる」の意味である。それを反骨心とするなら、代表は倉敷市(旧福田町)出身の星野仙一さんだろう。「大難を忍ぶ者は、大善を引き起こす」。今年1月に亡くなった「闘将」のエールが聞こえる。

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