産経WEST

【西日本豪雨】被害甚大3県で断水25万戸、復旧見通せず影響長期化 死者176人と官房長官、不明52人

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【西日本豪雨】
被害甚大3県で断水25万戸、復旧見通せず影響長期化 死者176人と官房長官、不明52人

岡山県倉敷市の真備町地区では水が引き、不明者の捜索が進んだ=10日午前(本社ヘリから、鳥越瑞絵撮影)  岡山県倉敷市の真備町地区では水が引き、不明者の捜索が進んだ=10日午前(本社ヘリから、鳥越瑞絵撮影) 

 西日本豪雨で甚大な被害が出た広島、愛媛、岡山の3県の計25万4084戸で断水が続き、大半の自治体で復旧の見通しが立っていないことが11日、各県や厚生労働省への取材で分かった。岡山、愛媛の両県は水道施設の被害状況を十分把握できていない。他9府県の1153戸も断水しており、市民生活への影響が長期化するのは確実だ。

 菅義偉官房長官は11日の記者会見で、死者が計176人に上ったことを明らかにした。各府県まとめで死者は12府県で計168人。依然52人が安否不明となっている。

 厚労省によると、断水は10日午後8時時点で広島県が21万1310戸、愛媛県は2万2757戸、岡山県が2万17戸。3県などでは各地の水道事業者や自衛隊から給水の支援を受けている。

 広島県では土砂崩れが相次ぎ、水道管が破損したり、配水池が停電したりして14市町で断水。10人以上が死亡した呉市では、広島市から延びる送水トンネルの管理施設が土砂で大破した。呉市の大部分の約9万3千戸に影響が出ており、学校などの公共施設で市民に給水している。一方、三原市や尾道市などでは16日にも送水が開始される見通し。

 愛媛県は9市町で水道施設に被害が生じ、このうち宇和島市や西予市では病院施設も断水している。県内の各市町職員は給水優先で対応し、被害の実態調査が追いついていないという。

 岡山県によると、浄水場や水源地が冠水して飲用水を供給できず、倉敷市や高梁市など5市町で断水しており、復旧のめどは立っていない。

▼【西日本豪雨】「なんでこんな場所におるん」土砂から発見された新妻、LINEに最後のメッセージ 広島・熊野町

続きを読む

関連トピックス

「産経WEST」のランキング