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菓子工場でパワハラ、月100時間残業も…20歳男性自殺を労災認定 西宮労基署

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菓子工場でパワハラ、月100時間残業も…20歳男性自殺を労災認定 西宮労基署

 神戸市灘区の洋菓子メーカー「ゴンチャロフ製菓」社員だった兵庫県芦屋市の前田颯人(はやと)さん=当時(20)=が平成28年に自殺したのは、上司のパワハラや長時間労働が原因として、西宮労働基準監督署が労災認定したことが5日、分かった。遺族側が神戸市内で記者会見して明らかにした。認定は6月22日付。

 前田さんは26年4月に入社。同社東灘工場で勤務していたが、28年6月24日にJR摂津本山駅(神戸市東灘区)で電車に飛び込み自殺した。遺族が昨年9月、労災申請した。

 遺族の代理人弁護士によると、労基署は、前田さんが自殺する数カ月前から80~100時間前後の超過勤務が続いたと指摘。さらに、上司から「牛の餌(えさ)を作りに来てるのか」などと叱責され、27年12月ごろには鬱病を発症したと認定した。

 遺族側は今後、慰謝料などを求め提訴も検討する。母親の和美さん(44)は会見で「第2の颯人を出さないために会社は体制を改めてほしい」と訴えた。同社は「認定事実を把握していないが、超過労働もパワハラもなかったと認識している」とコメントした。

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