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【軍事ワールド】米朝首脳会談 本当に“不発”なのか… トランプ外交はミサイルよりマネー中心のディール

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【軍事ワールド】
米朝首脳会談 本当に“不発”なのか… トランプ外交はミサイルよりマネー中心のディール

米朝首脳会談を終えて握手をする、北朝鮮の金正恩委員長(左)とトランプ米大統領=シンガポール(ロイター) 米朝首脳会談を終えて握手をする、北朝鮮の金正恩委員長(左)とトランプ米大統領=シンガポール(ロイター)

 この背景を踏まえれば、アメリカと仲良くなれば米国製の立派な旅客機を周辺国に気前よく貸し出せるほど経済が潤い、国が発展するということを「渇望する北」に見せたに過ぎない。

 喉の骨

 この旅客機貸し出しに前後し、3月下旬を手始めに3度の中朝首脳会談が行われたが、これで中朝関係が改善されたと見るのも早計だ。両国は解決しがたい矛盾を抱えている。

 今年2月13日に金委員長の異母兄、正男(ジョンナム)氏が猛毒の神経剤VXで襲撃されたことは記憶に新しい。内外メディアはこの事件を、金委員長の指示を受けた北の工作員の犯行の可能性を指摘している。そして正男氏は生前、中国の保護の下に暮らしていたともされる。

 これを金王朝の後継者争いという観点から見た場合、中国は「もう一人の王子」を手元に持っていたことになる。正男氏は殺害されたが、息子のハンソル氏はやはり中国の庇護下にあると韓国紙の東亜日報(電子版)などが報じている。

 政権のすげ替えをも可能とする重要人物の庇護問題は、北にとって譲れない一線であることはこれまでの事実が示している。

 リセット

 一方のトランプ米大統領は、このマネーの力を北朝鮮以外の国にも発揮しはじめている。最もわかりやすい事例が、6月8、9日にカナダ東部シャルルボワで開催されたG7サミットだ。

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