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【大阪北部地震】エレベーター閉じ込め339件、停止5万基超…都市部の弱点露呈

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【大阪北部地震】
エレベーター閉じ込め339件、停止5万基超…都市部の弱点露呈

エレベーターが使用できなくなった府済生会茨木病院では、入院患者の昼食を職員がバケツリレーで運んだ=18日(府済生会茨木病院提供) エレベーターが使用できなくなった府済生会茨木病院では、入院患者の昼食を職員がバケツリレーで運んだ=18日(府済生会茨木病院提供)

 国は南海トラフ巨大地震で約4万1900基の閉じ込め被害を想定する。被害を食い止めるため、国交省は各自治体に旧型エレベーター改修向けの交付金を用意。耐震強化や自動停止装置の導入拡大を進めている。担当者は「今回の地震で被害が広範囲にわたった原因を調べ、改善策を考えたい」としている。

 タワマンや病院、影響深刻

 高層化が進む都市部では欠かせないインフラであるエレベーター。だが、大阪北部地震では閉じ込めや復旧の遅れなど災害時の“弱点”が鮮明となった。

 「泣いている5歳の長女の手をつなぎ、1歳の次女を抱えながら階段を下りた。本当に大変だった」

 大阪市福島区のタワーマンション20階に住む会社員の男性(40)は、地震発生直後のことをこう振り返る。幸いエレベーターの復旧に時間はかからなかったものの、「もし数日かかっていれば…。子供2人を連れて上り下りなんて考えられない」と話す。被災自治体によると、マンションのエレベーターの復旧が遅れ、高齢者を中心に階段の昇降がつらいとして避難所などで生活せざるを得ないケースもあったという。

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