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【衝撃事件の核心】20年前の乳児コンクリート詰め事件、時効3年死体遺棄罪の判断は? 7月に判決

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【衝撃事件の核心】
20年前の乳児コンクリート詰め事件、時効3年死体遺棄罪の判断は? 7月に判決

 まずは28年5月、大阪府吹田市のアパートの一室で、衣装ケースの中から乳児の遺体が見つかった事件だ。発覚の4年前に衣装ケースに乳児の遺体を入れて遺棄したなどとして両親が起訴され、大阪地裁は死体遺棄罪の成立を認めた。

 地裁判決は「葬祭義務は両親に全面的に委ねられていた」と認定。その上で、衣装ケースに遺体を入れて放置していたことは「葬祭義務違反行為が続いていたとみるべき」と今回の検察側主張と同じ論理で、弁護側の時効成立の訴えを退けた。

宗教的感情を害したか

 一方、25年3月、同地裁は、娘に対する殺人と死体遺棄罪などに問われた母親について、殺人罪などで有罪判決を言い渡したが、死体遺棄罪については時効の成立を認めて裁判を打ち切る「免訴」とした。

 判決によると、母親は19年2月に知人方で女児を出産し、殺害。その後、遺体をタオルに包んでスポーツバッグに入れるなどして自宅に移動。その後も引っ越し先に持ち運ぶなどして計4カ所で遺体を放置していた。

 同地裁は判決理由で、スポーツバッグに入れるなどした遺体を知人宅から自宅に移して隠蔽した行為は、死体遺棄罪にあたると判断。しかし、その後に自宅で放置していたのは、「葬祭義務を果たさずに放置した」としながらも「(バッグに入れるなどした)隠蔽行為と比べ、死者に対する宗教的感情を害しているとはいえない」と指摘。死体遺棄罪を構成するとは認めなかった。

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