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【大阪北部地震】鉄道、帰宅困難、ライフライン…浮かび上がった「想定外」、都市機能復旧に課題

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【大阪北部地震】
鉄道、帰宅困難、ライフライン…浮かび上がった「想定外」、都市機能復旧に課題

ガス被害、広域なら応援困難

 人々の生活に大きな影響を与えるライフライン。電気は18日、水道は20日に復旧し、25日に大阪府高槻市と茨木市のガス供給が再開されれば、地震発生からおよそ1週間で完全復旧を果たすことになる。

 「二次被害を防ぐための安全確認にはどうしても人手がかかる」。地震により約11万2千戸のガス供給を停止した大阪ガスの担当者は、24日も進められたガスの復旧作業についてこう説明する。

 地震に対する備えは進んでいるという。約86万戸でガスの供給が停止し、完全復旧に約3カ月かかった平成7年の阪神大震災以降、被害を受けやすい地中のガス管を金属製からポリエチレン製に変更して耐震性を強化。さらに、供給地域の区切りを55から164に増やすことで、供給停止の影響を小さくするよう努めてきた。単純比較はできないが、約10万戸のガス供給が停止した28年の熊本地震は完全復旧までに15日かかった。大阪ガスの担当者は「過去の経験は生かせていると思う」と話す。

 復旧の際はガス栓の開閉時に全戸を訪問するほか、地中のガス管など安全を調べる必要がある。今回、その作業の原動力になったのは、ガス事業者間で結んでいる協力体制だ。今回も各地のガス事業者から応援が寄せられ、最大約5千人で対応にあたった。

 懸念されるのは、大阪を含めて広域の被害が想定される南海トラフ巨大地震で、この体制が組めるかどうか。同地震は今後30年間で70~80%の確率で発生すると予想されており、担当者は「今回の経験を振り返り今後の対策に取り組んでいくしかない」と話した。

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