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【浪速風】大阪北部地震 外国のみなさん、日本好きのままでいて(6月23日)

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【浪速風】
大阪北部地震 外国のみなさん、日本好きのままでいて(6月23日)

ペットボトルを手に陸自第3師団の隊員に駆け寄る子供=19日午後0時51分、大阪府高槻市の富田小学校(沢野貴信撮影) ペットボトルを手に陸自第3師団の隊員に駆け寄る子供=19日午後0時51分、大阪府高槻市の富田小学校(沢野貴信撮影)

 小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは、日本を愛してやまなかった。明治の日本に暮らし、この国の古き良き面影を書き続けた。波と青空が描かれたうちわ。朝日を受けて木の影を映す障子。ありふれたものも美しく書かれる。

 ▼「生神(いきがみ)様という、地震と津波を扱った文もある。津波のとき稲に火を付けて住民を誘導した、「稲むらの火」の話に想を得ている。史実の記録というより、随筆と小説を重ねたような作品。しかし「天災や危急の場合に相互扶助する義務」は村で最も厳守しなければならないものだった、と書くなど、日本社会をよく見ている。(「日本の心」所収) 

 ▼SMBC日興証券は、大阪北部地震で実質国内総生産が1835億円押し下げられると試算した。外国人旅行者の減少による769億円が含まれる。外国人にも余震は心配だろう。けれども被災地で人々は助け合いながらがんばっている。そんな姿も知って、日本好きのままでいてほしい。

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