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【練炭自殺偽装】尿から睡眠薬検出されず 入眠後、短時間で死亡か

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【練炭自殺偽装】
尿から睡眠薬検出されず 入眠後、短時間で死亡か

送検される足立朱美容疑者=21日午後0時15分、大阪市中央区(須谷友郁撮影) 送検される足立朱美容疑者=21日午後0時15分、大阪市中央区(須谷友郁撮影)

 堺市で3月、練炭自殺を装い弟を殺害した疑いで土木工事会社社長の足立朱美容疑者(44)が逮捕された事件で、死亡した弟の建築会社社長聖光さん=当時(40)=の事件直後の尿から睡眠薬成分が検出されなかったことが22日、捜査関係者への取材で分かった。

 睡眠薬成分は体外排出まで一定の時間が必要とされる。大阪府警捜査1課は、足立容疑者が入眠間もない聖光さんをトイレまで運び、練炭を燃やして一酸化炭素中毒にさせて殺害したとみて捜査している。扉は接着剤で目張りされていたが、接着剤はトイレの外で見つかった。

 捜査関係者によると、府警は当時、事件性の有無を調べるために聖光さんの遺体を検視。尿から睡眠薬成分が検出されなかったが、その後の解剖で体内から検出された。遺書の内容や死亡状況に不自然な点があったことから、事件の疑いも視野に捜査を開始し、足立容疑者の関与が浮上した。

 明らかに事件性が疑われる際に行われる司法解剖ではなく、事件性が不明でも実施できると定めた死因・身元調査法に基づき解剖された。

 逮捕容疑は3月27日、堺市中区の事務所兼住宅で、聖光さんに睡眠薬を飲ませ、トイレ内で練炭を燃やして一酸化炭素中毒死させた疑い。

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