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【関西の議論】過去最多の高齢者虐待、増え続ける理由とは 立ち入り調査めぐり訴訟も

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【関西の議論】
過去最多の高齢者虐待、増え続ける理由とは 立ち入り調査めぐり訴訟も

 施設職員による虐待の種類(複数回答)では、拘束などの身体的虐待が65・5%と最多。暴言などの心理的虐待が27・5%、介護放棄が27・0%と続いた。

 高齢者虐待に詳しい花園大学の福富昌城教授(ソーシャルワーク)は「一般企業の採用が増え、高齢者福祉の現場で質の高い人を確保しにくくなっていることが影響している」という。

 人手が足りず、日々の業務をこなすのが精いっぱいの職場では「職員が追い詰められてしまい、虐待のリスクが高まる」と指摘。「職員が悩んだり迷ったりした場合に責任者に相談ができ、一緒に考えてもらえるような態勢を整えることが重要だ」と訴える。

 また近年は、職員が気持ちをコントロールできるようにと「(怒りの感情を制御する)アンガーマネジメントの研修を取り入れている所もある」といい、新たな手法の導入も提言している。

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