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【衝撃事件の核心】「タートルショック」カメ1匹40万円、カワウソ100万円…密輸絶えない希少野生動物

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【衝撃事件の核心】
「タートルショック」カメ1匹40万円、カワウソ100万円…密輸絶えない希少野生動物

 大阪市天王寺区の天王寺動物園では、密輸がきっかけで保護された動物計約20種40匹を飼育している。南米原産のヘビ「ボアコンストリクター」や、カンボジアやラオスの森林などに生息するサルの仲間「レッサースローロリス」など、いずれも希少種だ。

 飼育には手がかかる一方で、展示するにはスペースが足りず、ほとんどはバックヤードで飼育されているという。

 相次ぐ密輸を受け、同園では毎年3~4月ごろ、絶滅に瀕している動物や過去に同園で飼育していた希少動物の剥製を展示する企画を開催し、環境保護への協力を呼びかけている。同園の今西隆和飼育課長は「生物が絶滅する原因は人間がつくっている」と苦言を呈す。

 動物の違法取引は、薬物と並び、テロ組織の資金源になっている。アフリカのテロ組織が密猟された象牙を販売していたケースもある。JAZAの岡田尚憲事務局長は「動物や製品を没収するだけでよいのか、厳罰化に関しても議論の余地があると思う」と警鐘を鳴らす。

 動物を売る側だけが悪いのではない。捜査関係者は「求める人がいるから密輸がはびこり、商売が成り立つ。珍しいからといって購入する人は本当に動物を愛しているのか」と憤った。

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