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【軍事ワールド】「空からのテロを防ぐ」ドローン迎撃システム、米海兵隊が実用化

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「空からのテロを防ぐ」ドローン迎撃システム、米海兵隊が実用化

GBAD(グランド・ベース・エア・ディフェンス)カウンターUAS(無人航空機システム)を搭載した車両。米陸軍や米海兵隊が使用しているM-ATV(耐地雷・伏撃防護装甲車)をベースとしている。手前にあるミサイル状のものがコヨーテ・ブロック2(米陸軍HPより) GBAD(グランド・ベース・エア・ディフェンス)カウンターUAS(無人航空機システム)を搭載した車両。米陸軍や米海兵隊が使用しているM-ATV(耐地雷・伏撃防護装甲車)をベースとしている。手前にあるミサイル状のものがコヨーテ・ブロック2(米陸軍HPより)

 使い捨ての迎撃機

 米海兵隊の無人機迎撃システムでは、こうした「目」を用いて危険なドローンを察知したあと、実際に撃ち落とすのにもドローンを用いる。米レイセオン社の「コヨーテ」と呼ばれるアンチドローン機だ。

 当初は広大な海洋を偵察するためのもので、対潜哨戒機の潜水艦探知センサー(ソノブイ)射出口から発射できる安価な使い捨ての無人機として開発された。2016年のデモ飛行では20機以上のコヨーテが自律的にチームワークを発揮して哨戒海域を飛行し、17年には6機による台風(ハリケーン)の監視に成功している。米海兵隊が用いるのはこのコヨーテの発展型(ブロック2)で、敵のドローンに衝突するか、もしくは至近で自爆し、その破片でドローンを撃墜するという。

 米海兵隊のシステムは、SUV並の大きさの、連携した車両2台に搭載できる小型システムで、迅速な配備が可能となっているのも特徴だ。

 現在、民間のドローンでも最高時速は300キロを超えるものまで登場しており、ドローンによるレースといった趣味の分野も広がっているが、たとえ時速100キロでも人に当たれば無事では済まない。

 ドローンによるテロや犯罪を防止するため、今後は軍だけでなく、警察や民間の警備会社にも、ドローンを“無力化”するシステムの必要性が高まるとみられる。

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