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「昔の人の方が優秀だったのではないか」直木賞作家の安部龍太郎さん 新作「平城京」携え奈良県知事と歴史談義

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「昔の人の方が優秀だったのではないか」直木賞作家の安部龍太郎さん 新作「平城京」携え奈良県知事と歴史談義

新著「平城京」を手にする安部龍太郎さん(左)と荒井正吾知事=奈良市 新著「平城京」を手にする安部龍太郎さん(左)と荒井正吾知事=奈良市

 奈良を舞台にした歴史小説「平城京」(角川書店)を5月に発表した作家の安部龍太郎さん(62)が13日、奈良市の奈良県庁を訪れ、荒井正吾知事と奈良の歴史談義に花を咲かせた。

 同作は平城京遷都をめぐる歴史ミステリー。読み始めたところだという荒井知事は、「会話に臨場感があり引き込まれる。本の世界に入るとあっという間に時間がたつので、休日に一気に読みたい」と話した。

 安部さんは平城京を題材に選んだ理由を、「藤原京をたった16年で捨てて平城京に遷都したのはなぜか。わずか2年で平城京は造られているが、大公共事業をどうやって短期間に成し遂げたのか。それを解明したかった」と説明。作品で浮かび上がるのは、1300年前の日本人の能力や指導者の見識の高さといい、「現代より昔の人の方が優秀だったのではないかと思うくらい。知事にも本を読んで『私もがんばらなくちゃ』と思ってもらえるとうれしい」と笑いを誘った。

 安部さんは安土桃山時代の絵師、長谷川等伯の生涯を描いた「等伯」で平成25年に直木賞を受賞。「関ケ原連判状」「信長燃ゆ」「おんなの城」など、歴史を題材とした著書が多数ある。

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