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【プロ野球】阪神のサヨナラ劇呼んだ能見 中継ぎ転向で通算99勝目「運が良かった」

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【プロ野球】
阪神のサヨナラ劇呼んだ能見 中継ぎ転向で通算99勝目「運が良かった」

本来のキレのある球で今季初勝利をつかんだ阪神・能見=甲子園球場(撮影・河田一成) 本来のキレのある球で今季初勝利をつかんだ阪神・能見=甲子園球場(撮影・河田一成)

 最後は阪神に幸運な白星が舞い込んだ。9日のロッテ戦の延長十二回、1死一、二塁から代打山崎の遊ゴロが、併殺を狙った相手の失策を誘ってサヨナラ勝ち。金本監督は「勝ちが転がり込んできた。まさかの結末ですね」と苦笑した。

 九回に抑えのドリスで逃げ切れず、ロッテに傾きかけた流れを呼び戻したのは能見だった。十一回から登板し、2回無失点。「高めにいかないようにすることと、あとは自信を持って投げるだけでした」。ベテランらしく、冷静にアウトを積み重ねていった。

 今季は5月11日の広島戦で4回9失点でKOされるなど先発で結果を出せず、39歳のシーズンは前途多難だった。そんなとき、首脳陣から中継ぎ転向を打診され、「チームのためになるなら」と受け入れた。「短いイニングなら、本来の球のキレが出る」と金本監督。左の中継ぎが手薄になっていたチーム事情にも合致した。

 先発では白星が遠かった能見に今季初勝利が舞い込み、これがプロ通算99勝目。「運が良かったかな」と照れながらも、「自分の勝利を目指すんじゃなく、チームのために頑張りたい」。ベテラン左腕は、早くもリリーフの心意気だ。(丸山和郎)

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