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【関西経営者列伝】突っ張り棒、おしゃれに変身 平安伸銅工業・竹内香予子社長(1)

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【関西経営者列伝】
突っ張り棒、おしゃれに変身 平安伸銅工業・竹内香予子社長(1)

平安伸銅工業の竹内香予子社長。アイデアを生かして新展開に挑戦している=今年1月、大阪市西区の同社本社(前川純一郎撮影) 平安伸銅工業の竹内香予子社長。アイデアを生かして新展開に挑戦している=今年1月、大阪市西区の同社本社(前川純一郎撮影)

 創業以来、アルミサッシやつり下げ収納用具の「突っ張り棒」など、時々のニーズに合った商品を世に送り出してきた平安伸銅工業(大阪市西区)。竹内香予子社長(35)は新聞記者のキャリアを経て同社に入り、3年前に3代目として事業を継承。生活者に寄り添った暮らしに役立つものづくりを基本としながらも、物が満ち足りた時代に女性らしい発想から、日用品を「おしゃれなインテリア」に生まれ変わらせるような提案を続けている。(林佳代子)

アイデアと技術 理念受け継いで

 平安伸銅工業は昭和27年に銅加工の町工場として祖父が立ち上げ、父とともに育ててきました。祖父は住宅の大量供給が求められた戦後、米国でアルミサッシの製造技術を学び、国内でいち早く提供した。高度経済成長期になり、大手の台頭などがあってアルミサッシ事業は売却しましたが、今度は日用品の開発に業態を変え、手狭な住環境に対応する突っ張り棒を売り出した。そのアイデアは、祖父が米国へ視察に行き、バスルームのシャワーカーテンをつり下げるポールを見て着想したんです。

 創業当時からの一貫した経営理念は「アイデアと技術で暮らしを豊かにする」こと。時代時代に合わせ、暮らしの悩み事を解決する商品を生み出してきました。私も、消費者が今必要としている物は何かを常に見つめながら、コモディティーな(広く行き渡った)物品を安く大量に売るビジネスモデルから抜けだし、付加価値の高い商品をどんどん世に送り出して新しいライフスタイルを提案していきたいと思っています。

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