産経WEST

【今週の注目記事】崩れつつあるLCCの「4時間の壁」 中距離路線進出へ戦略は

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【今週の注目記事】
崩れつつあるLCCの「4時間の壁」 中距離路線進出へ戦略は

新たなLCC航空会社の設立を発表する日本航空の赤坂祐二社長=東京都品川区(荻窪佳撮影) 新たなLCC航空会社の設立を発表する日本航空の赤坂祐二社長=東京都品川区(荻窪佳撮影)

 格安航空会社(LCC)で就航路線の目安とされていた飛行時間「4時間の壁」が崩れつつある。航空機の進化などで中距離路線が増加し、日本の航空会社も相次ぎ参入を発表している。アジアに近く、短距離路線を前面に押し出して成長してきた関西国際空港の優位性が揺らぐ可能性も出る中、航空各社がどのような路線戦略をとるのか注目される。(阿部佐知子)

 ANAとJALが参入

 日本航空は5月14日、新たに中長距離国際線のLCC事業に参入すると発表した。成田空港を拠点に、欧米路線を想定するという。一方、ANAホールディングス(HD)は傘下のLCC、ピーチ・アビエーションとバニラ・エアの2社を統合。これまで両社がやってこなかった東南アジア路線などの中距離便を就航させる考えだ。

 背景には海外、特に経済成長が著しい東南アジアのLCCが近年、積極的に中長距離路線に進出していることがある。

 すでにバンコクやクアラルンプールと関空間の路線を持つシンガポールのスクートとマレーシアのエアアジアXは、関空から米ホノルルまでの7時間を超える路線を昨年相次ぎ就航。スクートは同時にシンガポールまでの片道6時間超の直行便も開設。エアアジアXは、ホノルル路線をこれまでの週4便から8月には7便に増便する予定だ。

続きを読む

関連ニュース

「産経WEST」のランキング