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人間と同じで汚れた物は食べません 類人猿ボノボ、糞で汚れたバナナ避ける 京大確認

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人間と同じで汚れた物は食べません 類人猿ボノボ、糞で汚れたバナナ避ける 京大確認

ボノボが汚い食べ物を避けるイメージ ボノボが汚い食べ物を避けるイメージ

 人に最も近い霊長類の一種、ボノボは、汚れた食べ物に一切手をつけない-。こうした研究結果を京都大のアンドリュー・マッキントッシュ准教授(動物行動学)らのグループが4日付の英科学誌電子版に発表した。

 人は、寄生虫や病原菌を「嫌な物」として避けることで体内への侵入を防いでいる。ボノボも人と同じように「嫌悪感」に従って摂食行動をとっていることがわかり、病原菌などの嫌な物を避ける人の習性の進化を探る上で重要な発見という。

 グループは、コンゴ民主共和国で保護された2~23歳のボノボ計64頭を使用。汚れていない好物のリンゴほか、糞(ふん)や土をのせたものをボノボの前に並べた。すると、大人のボノボは汚れたリンゴには手を付けず、きれいなものを選んだ。

リンゴを使った実験で、汚れがないリンゴに手を伸ばすボノボ(京都大提供) リンゴを使った実験で、汚れがないリンゴに手を伸ばすボノボ(京都大提供)

 糞の周囲に6切れのバナナを並べた際も、糞から遠いバナナから食べ、糞が付いたものは食べなかった。また、腐敗臭のするものにも興味を示さなかった。

 一方、子供のボノボは、食物が汚れているか確認しないまま食べていた。マッキントッシュ准教授は「大人は汚染された物を避けて食欲を抑制したとみられる。子供は、成長過程で母親や大人の行動を観察しながら学んでいく可能性がある」と話している。

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