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【関西の議論】いたちごっこ「タテカン抗争」の行方は…京大「適正に対処」、学生「対話を」

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【関西の議論】
いたちごっこ「タテカン抗争」の行方は…京大「適正に対処」、学生「対話を」

 フェンスの金網は高さ約2メートル。「タテカンを出している学生団体や個人はたくさんいて、侵入したのもそのうちの一つ」。規制に反対するある男子学生はこう語り、「当初は金網を切って運び出すつもりだったが金網が切れず、はしごをかけて持ち出すことにしたらしい」と明かす。

 翌15日、キャンパス周辺の歩道には、奪われた看板を含む18枚が再び設置された。これを受け、大学側は18日早朝に再び撤去した。

 京大は「新たな立て看板の設置には、今後とも規定に基づき、適切に対処していく」とホームページに声明を掲載。当初の姿勢を崩さない構えだ。

 ただ、京大の規制に反対する学生のスタンスもさまざまだ。反対派の別の男子学生は、いたちごっこの現状については「職員へのヘイト(反感)をためるだけで、タテカンを守る上でプラスに働かない」と断言。この学生の団体ではイベントの告知など限定的に看板を使っており、「(タテカンが)表現の手段であることを説明するため、ビラを配り住民の人と話すなどして地道な活動を続けている」と話した。

他大学では逮捕者も

 タテカンをめぐっては、過去には逮捕者が出る騒動に発展したことも。法政大(東京)では平成18年、新校舎の開設に伴い、看板設置のルールを設けた。通行の邪魔になるほど数が多く、学生から苦情が相次ぎ、清掃費もかさんでいたという。だが、撤去しようとした大学職員を怒鳴って取り囲むなどの妨害をしたとして学生29人が逮捕された。

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