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【ビジネスの裏側】関電VS野生シカ 電柱利用、スマホ操作で柵へ 捕獲システムを商品化へ

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【ビジネスの裏側】
関電VS野生シカ 電柱利用、スマホ操作で柵へ 捕獲システムを商品化へ

夜に柵へ入ってきた雄のシカ。この後、猟師らが捕獲した(関西電力提供) 夜に柵へ入ってきた雄のシカ。この後、猟師らが捕獲した(関西電力提供)

 シカやイノシシなどによる農作物の被害が問題になる中、関西電力などが情報通信技術(ICT)を活用し、スマートフォン(スマホ)などの携帯端末で鳥獣を監視・捕獲するシステムを開発した。狩猟の担い手の負担軽減や効率的な捕獲につながるとして、自治体向けに商品化を進める方針。また、このシステム開発は、電力会社は当たり前に所有する電柱を生かしたアイデア募集で得た提案がきっかけ。イノベーション創出の新たな形として注目される。(林佳代子)

 実証実験で手応え

 システムを開発したのは関電と、同社の子会社で携帯電話事業を手がけるケイ・オプティコム。両社は2~3月、兵庫県北部の山間部に位置する養父市でシカの捕獲実験に取り組んだ。

 仕組みはこうだ。まず、電柱などに取り付けたシカの監視カメラの映像を、専用アプリをダウンロードした猟師のスマホなどの端末に配信する。その後、餌におびき寄せられたシカが捕獲用の柵に入ると、端末に通知が届く。猟師がアプリ上のボタンを操作すると、遠隔で柵の入り口をふさぐことができる。捕獲頭数などのデータもインターネット上で管理できる。

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