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滋賀・草津のちゃんこ店主傷害致死、主犯格に20年求刑 「雑炊の作り方悪い」と暴行、「酌量の余地なし」

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滋賀・草津のちゃんこ店主傷害致死、主犯格に20年求刑 「雑炊の作り方悪い」と暴行、「酌量の余地なし」

糸岡さんが暴行を受け死亡した居酒屋=2017年12月、滋賀県草津市 糸岡さんが暴行を受け死亡した居酒屋=2017年12月、滋賀県草津市

 滋賀県草津市のちゃんこ料理店で昨年12月、経営者の糸岡真二(しんじ)さん=当時(60)=に暴行を加えて死亡させたとして、傷害致死罪に問われた不動産仲介業、浜野慶治被告(46)=同市野路=と土木作業員、関一也被告(46)=大津市平津=の裁判員裁判の公判が29日、大津地裁(伊藤寛樹裁判長)であり、検察側は浜野被告に懲役20年、関被告に懲役15年を求刑した。弁護側は両被告が反省の態度を示しているなどとして、量刑に配慮するよう求めた。判決は6月1日。

 検察側は論告で「従業員の雑炊の作り方が悪いなどと激怒して暴行しており、全く落ち度のない被害者に因縁をつけているに等しい」と指摘。「卑劣な犯行であり、酌量の余地はない」とした。

 一方、弁護側は「反省の態度を示している」などとしたほか、「(両被告の)同席者らは誰も通報しなかった。責任を被告らのみに負わせるのが公平か」などと主張。量刑に配慮するよう求めた。

 争点となっていた共謀の有無について、検察側は「浜野被告は『関、行かんかい』などといい、暴行を指示していた」などと両被告が意思を通じて暴行を加えたとした。一方、弁護側は「2人に上下関係はなく、指示されるような関係にない」などと共謀を否定した。

 また、この日は糸岡さんの妻が意見陳述。「平凡で幸せだった日々が180度変わってしまった」と振り返った。さらに「確かに雑炊には問題があったが、死ななければならないほどのことだろうか。これは殺人だと思っている。傷害致死罪の量刑で一番重い刑に服してほしい」などと厳罰を求めた。

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