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【衝撃事件の核心】歓楽街のど真ん中に白骨遺体、誰にも気づかれなかった男性の孤独死

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【衝撃事件の核心】
歓楽街のど真ん中に白骨遺体、誰にも気づかれなかった男性の孤独死

元の特定は難航

 千日前通りの上には阪神高速が走っている。遺体が見つかった中央分離帯は高速道路の支柱の根本付近だった。分離帯はアーチ状の金属柵で覆われ、内側に成人が出入りできる程度の隙間があった。

 道路を管理する大阪市建設局によると、柵は平成8年ごろ、高架下の景観整備を目的に設置された。それ以前は高さ約1・8メートルのフェンスがあったが、担当者は「暗い印象で見栄えも良くないので、デザイン性のある柵にした」と話す。清掃は市の委託業者と市環境局がそれぞれ年に数回実施しているというが、遺体には気づかなかった。

 アーチ内部に人が入り込み、生活拠点になることはもちろん想定していない。市の巡回で、ホームレスが雨風をしのいで寝泊まりしているのが見つかることもあるが、その場合は「適正利用」を呼びかけて移動してもらうという。担当者は「なぜ今回のようなことが起きたのか。原因が分かれば対策を考えたい」と答えた。

 遺体について、府警はDNA鑑定や歯形などで身元の特定を進めているが、難航しているという。

アーチ状の柵には、阪神高速の支柱付近から人が入り込める隙間があった=大阪市中央区難波 アーチ状の柵には、阪神高速の支柱付近から人が入り込める隙間があった=大阪市中央区難波

「行旅死亡人」に?

 「引き取り手のない遺体は、最終的に大阪市設南霊園(同市阿倍野区)の無縁堂に合祀されます」。同市環境局の担当者はそう説明する。

 同市などによると、身元が判明せず、親族などの引き取り手のない遺体は「行旅(こうりょ)死亡人」として扱われ、官報に遺体の特徴や発見状況、所持品などが記載される。行き倒れや自殺などで、身元を特定できないケースが大半だという。

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