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【銀幕裏の声】「ドラマは8対7の乱打戦、映画は1対1の投手戦!」鶴橋康夫監督が語る映画&ドラマ論

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【銀幕裏の声】
「ドラマは8対7の乱打戦、映画は1対1の投手戦!」鶴橋康夫監督が語る映画&ドラマ論

映画、テレビドラマ論を野球に例えながら語る鶴橋康夫監督 映画、テレビドラマ論を野球に例えながら語る鶴橋康夫監督

 阿部、豊川コンビと鶴橋組の常連女優、大竹しのぶ、寺島しのぶの共演も見どころだ。寺島は「愛の流刑地」に、大竹は「後妻業の女」にそれぞれ出演し、鶴橋監督の演出を知り尽くした仲。 

 また、約30年前にすでに鶴橋監督が決めていたという配役も実現した。ベテラン俳優の風間杜夫と大竹しのぶ。2人の重鎮が、阿部演じる寛之進と豊川演じる清兵衛らを雇う人情味あふれる蚤とり屋の主人と、その妻をコミカルに熱演する。

 「当時は2人ともまだ若かったから、そのときは、小さな貧乏蚤とり屋を構想していたのですが、だいぶ年を取りましたからね。30年以上前に想定したよりも、商売が繁盛している大規模な蚤とり屋になりました」と鶴橋監督は笑いながら語った。

■乱打戦と投手戦!?

 テレビドラマの名匠として知られる鶴橋監督。ドラマと映画の演出はどう違うのだろうか?

 毎週1回放送される連続ドラマは通常、ワンクール(約3カ月)で計11~12本を撮影する。

 「ドラマは長丁場で、その間、視聴者をずっと飽きさせずに惹(ひ)きつけなければいけない。だから、野球に例えると8対7の乱打戦。ホームランありエラーありで、見せ場を作り盛り上げる演出が求められます」

 一方、映画はどうか。

 「野球でいえば、8回までヒットが1本も出ない、息詰まる緊張感に満ちた投手戦のような演出が求められます」

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