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【関西の議論】サルが頭痛を訴えるのか…旧731部隊軍医の論文で研究者ら京大に検証要求

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【関西の議論】
サルが頭痛を訴えるのか…旧731部隊軍医の論文で研究者ら京大に検証要求

国立公文書館が開示した関東軍防疫給水部(通称731部隊)の隊員らの実名が記載された留守名簿(西山勝夫・滋賀医科大名誉教授提供) 国立公文書館が開示した関東軍防疫給水部(通称731部隊)の隊員らの実名が記載された留守名簿(西山勝夫・滋賀医科大名誉教授提供)

 731部隊に関して大学に学位撤回を求める運動は全国で初めてだが、一方で戦後70年あまりが経過した中での検証は困難なことも容易に想像できる。

 同会は、現時点では軍医将校の論文の疑いを立証するデータなどの史料は持っていない。しかし、西山氏は「検証が難しいのは事実だ」と認めつつ、「非人道的な問題の可能性もあり、論文を審査した京大は検証する義務がある」と主張。格段に進歩した現在の科学に基づいて論文の妥当性を検証すべきだと訴えている。

 同会は検証を求める署名集めをしており、7月にも大学側に検証を申し入れる方針だ。京大側が応じるかは不明だが、同会は「署名数ではなく、京大の責任として本質的に考えなければならない話だ」と主張している。

部隊隊員3607人の実名開示

 検証要請に先立ち、国立公文書館は、西山氏に対し731部隊の隊員ら3607人の実名が記載された名簿を開示した。西山氏は平成27年から開示を請求。当初は「親族や戦犯とその親族を特定する情報」としてほぼ黒塗りだったが、交渉の末に今年1月に連絡先の一部などを除いたほぼ全容が開示されたという。

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