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【軍事ワールド】ドイツ空軍大ピンチ 使える戦闘機は4機だけ? 背景に「財政健全化」と「大連立」

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ドイツ空軍大ピンチ 使える戦闘機は4機だけ? 背景に「財政健全化」と「大連立」

ドイツ空軍のユーロファイター戦闘機。欧州の報道では、稼働率の低さが懸念されている(ロイター) ドイツ空軍のユーロファイター戦闘機。欧州の報道では、稼働率の低さが懸念されている(ロイター)

 英テレグラフ紙(電子版)によると4月27日にはドナルド・トランプ米大統領が独メルケル首相と会談し、ドイツがもっと防衛予算を増やすことが「不可欠」だと指摘。北大西洋条約機構(NATO)加盟国の防衛予算の目標であるGDPの2%を達成すべきだと主張した。

 NATO目標は14年に加盟国間で合意されたが、ドイツの防衛予算の増額は遅々として進まず、17年度で1・24%(370億ユーロ=約4兆8322億円)と大きな差がある。英経済誌フィナンシャル・タイムス(電子版)は、国際通貨基金(IMF)の見通しとしてドイツの18年のGDPを約3兆4千億ユーロ(約444兆400億円)としており、「その2%は680億ユーロ(約8兆8808億円)で、2015年の防衛予算の2倍にあたる」と指摘する。

 さらに閣内からも防衛費抑制に対する反対論が噴出した。“吠えた”のはメルケル首相の長年の盟友であるウルズラ・フォン・デア・ライエン国防相だ。

 ライエン国防相は18~21年度にかけて、120億ユーロ(約1兆5672億円)の防衛費追加を要求。これは17年度の防衛予算の約3割にあたる額だ。独ビルト・アム・ゾンターク紙や英フィナンシャルタイムス紙(電子版)によると、ライエン国防相と国防省は、この要求が認められなかった場合に取りやめざるを得ない防衛施策をまとめた「キャンセル・リスト」を作製した。

 譲歩の行方

 リストのなかでも目をひくのは潜水艦6隻を新造するノルウェーとの共同計画で、ドイツ側はティッセンクルップ社(エッセン)が潜水艦本体の建造にあたり、ノルウェーのコングスバーグ社が対艦ミサイルを供給するというもの。フランスと共同での輸送機発注計画もキャンセル・リストに含まれていた。

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