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【軍事ワールド】ドイツ空軍大ピンチ 使える戦闘機は4機だけ? 背景に「財政健全化」と「大連立」

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ドイツ空軍大ピンチ 使える戦闘機は4機だけ? 背景に「財政健全化」と「大連立」

ドイツ空軍のユーロファイター戦闘機。欧州の報道では、稼働率の低さが懸念されている(ロイター) ドイツ空軍のユーロファイター戦闘機。欧州の報道では、稼働率の低さが懸念されている(ロイター)

 結局はパーツを豊富にストックしておけばトラブルは防げた可能性が高い。潤沢な整備費と人件費があれば、なおさらだ。

 このトラブルの原因について、同誌は慢性的な防衛費の不足を指摘する。ユーロファイターのトラブルは、防衛予算不足という問題の「氷山の一角」なのだ。本欄でもかつてドイツ海軍の潜水艦6隻全てが補修部品不足などのため活動不能になっていることを紹介したが、同誌によれば空軍のヘリコプターも稼働率が低いため、パイロットが飛行免許の更新に必要な飛行時間を満たすことができず、免許取り消しと再取得を余儀なくされている。

 それにしても、同誌が「ルフトバッフェの惨状」をなぜこの時期に明らかにしたのか。そこにはドイツ連邦政府の予算編成との関係がある。

 2%と外交

 ドイツの会計年度は1-12月で、春は政府が中期財政計画基準値を閣議決定する時期にあたる。今年もこの流れに沿い5月2日にオーラフ・ショルツ財務相が2019~22年の予算計画を公表したのだが、それに加えて18年度の予算も同日発表した。

 5月に当該年度の予算編成とは異例だが、17年9月の総選挙でアンゲラ・メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が議席を大幅に減らし、連立交渉のため半年近く政治空白が埋まれた。結果、この時期まで予算編成がずれ込んだのだ。

 ただ、この中期予算計画基準値と18年度予算は、いずれも決定前からいわくつきだった。

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