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【浪速風】防げなかった小2女児殺害 「監視社会」の声はあるが「見守り社会」と考えるべきだ(5月14日)

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【浪速風】
防げなかった小2女児殺害 「監視社会」の声はあるが「見守り社会」と考えるべきだ(5月14日)

小2女児殺害遺棄事件で、新潟西署前に集まった報道陣=14日午前 小2女児殺害遺棄事件で、新潟西署前に集まった報道陣=14日午前

 「日本警察の父」と呼ばれる初代警視総監、川路利良の訓示をまとめた「警察手眼」にこう書かれている。「いつの世でも、凶悪な連中は決していなくはならない。すべての人間の心の中から凶悪な心をなくしてしまうのはむずかしい。ただ、警察の手と眼とによって、これらを抑制するだけである」

 ▼新潟市西区の小学2年、大桃珠生さん(7)が下校途中に殺害されて1週間になる。現場周辺では事件前から不審者の情報が相次いでいたという。警察の「手と眼」で凶行を未然に防げなかったかと、残念でならない。珠生さんが連れ去られたとみられる付近には、防犯カメラが設置されていなかった。

 ▼警察が地域の実情を把握しようと家庭訪問しても、個人情報だからと巡回連絡カードの記入を拒まれるケースがある。街頭の防犯カメラにも、プライバシーの侵害と反対がある。「監視社会」になると声高に叫ぶが、むしろ「見守り社会」と考えるべきではないか。

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