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京丹後のコウノトリに野外で初の「托卵」 近親婚回避のため 兵庫・豊岡・郷公園

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京丹後のコウノトリに野外で初の「托卵」 近親婚回避のため 兵庫・豊岡・郷公園

托卵の作業を行うコウノトリの郷公園の職員 托卵の作業を行うコウノトリの郷公園の職員

 兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)は、京都府京丹後市久美浜町で営巣している国の特別天然記念物コウノトリが近親婚のため、卵を巣から回収し、代わりに血縁関係のないペアの卵を巣に入れる「托(たく)卵(らん)」を行ったと発表した。野外での托卵は初めてという。

 近親婚のペアは豊岡生まれの姉(3歳)と弟(2歳)。今年3月、京丹後市で巣を作りはじめ、4月11日ごろに卵を産んだとみられる。卵を換えることで近親婚を回避し、遺伝的多様性を高めるのが狙い。

 同公園職員ら6人が11日、同市久美浜町の巣塔に高所作業車で近づき、巣にあった卵1個を回収。代わりに同公園で血縁関係のないコウノトリのペアが生んだ卵2個を巣に入れた。すぐにメスが巣に戻り、卵を抱き始めた。

 新しく巣に入れた卵は17~19日に孵(ふ)化(か)する予定。元の卵は持って帰り、孵化を試みるという。

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